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オーダーメイド枕を超越した枕・スリートル枕
オーダーメイド枕が合わない理由

オーダーメイド枕の測定方法はパフォーマンスにすぎない


下図はオーダーメイド枕の一般的な構造です。
他にも色々なパターンがあり、又、枕の中身を好みの素材に替えることもできます。
しかし、どのような選択をしても理論上は同一のため、使用感は期待外れの結果となります。
測定値に基づいて枕の高さを割り出すオーダーメイド枕の方法は、自分用の枕であると錯覚させるだけのパフォーマンスにすぎず、合わないのが当然、決して熟睡できる訳でも効果を実感できる訳でもありません。
小細工としか言い様がない「オーダーメイド枕」に騙されてはいけません。
 

オーダーメイド枕

オーダーメイド枕      枕をオーダーメイドした場合の一般的な構造

オーダーメイド枕には、上図の他にも数個から十数個の部屋(ポケット)で仕切った物もあります。
枕の中身を入れる仕切りを増やす事で、中身の素材と量を微調整することができる為、より一層使用する人に合った枕ができると考えての事だと思います。
しかし、細分化すればするほど隣り合う部屋との連係が断ち切られた状態となり、仕切った数の分だけ段差ができてしまいます。
段差ができることで、そこに跨る頭、首には特に強く負荷が掛かります。
(この場合の段差は僅かなものですが、首を圧迫し、フィット感を妨げることになります。それほど首はデリケートで、又、大切な部位でもあります。) 

枕の高さの感じ方は、使う寝具によっても左右される
枕の高さは敷布団によっても高く感じたり、低く感じたりします。
しかし、枕を購入する際に現在使用している敷布団、又はベッドを店舗に持参した上で枕を試すことは不可能です。
これなら良いだろうと思って買ったのに、実際は全く合っていなかったと言うような苦い経験をした方は多いはずです。
このことは一般の枕に限ったことではなく、オーダーメイド枕にも当てはまります。

デパート等でオーダーメイド枕の独特の測定方法で枕の高さを割り出す方法がありますが、デパート等にある寝具(ベッド、敷布団)の素材、構造、使用年数、その他の条件が現在自分が使用している寝具と全く同じであると言う確率は非常に低く、その場にあるベッドを基準に希望の枕を試すことしかできません。
その為、最善の高さであるはずのオーダーメイド枕が、自分の寝具で使ってみるとデパート等で試した時の心地よさとは懸け離れた使用感しか得られなくなってしまいます。

枕の価値は理論と構造で決まる
そもそも当サイトでは、くどいくらい力説していることですが、「本当のフィット感」、「本当の優しさ」とは、頭と首の形状通りに窪むことができる枕であり、そのような構造であることが大前提となります。
どんなに優しい素材を開発しても、枕の構造が悪ければ本当の優しさは得られません。
勿論、オーダーメイド枕が特に重要視する、自分に合った枕の高さを割り出すことも必要不可欠な要素の一つであることも事実ですが、オーダーメイド枕のような方法では、何一つ解決することができません。

【図Ⅰ】
床と頭部、頸部にできる隙間 床面と頸部(首)、頭部にできる隙間【図Ⅰ】斜線部を埋めるために枕をします。
当然、できるだけ隙間の形通りに埋めることが余分な負荷をかけないための条件となります。
隙間の形状は非常に複雑で、少しでも頭の位置や角度、方向が変われば異なります。
どのような寝姿勢にも対応できる枕を作るためには、素材(中材)が移動できることが必要不可欠となります。
素材が移動できない場合、素材の圧縮だけで頭部と頸部(首)の形を作ることになり、その時に反発(圧迫)が生じます。

そば殻枕やパイプ枕、その他の流動性のある素材を使用した枕は素材が移動しますが、頭の動きとともに素材が偏ってしまうため安定しません。
素材(中材)が偏ると枕の縁が潰れたような状態となり、顎を引き首を折り曲げた猫背、首猫背の不自然な姿勢になります。
そのため、首には頭の重さと同じ位の強力な負荷がかかります。

低反発枕と真ん中が窪んだ枕又、低反発枕や真ん中を窪ませた枕の欠点は、頭の大きさや形、首の長さや太さが十人十色にも拘らず、湾曲した枠の中に異なる大きさや形の頭と首を強制的にはめ込む事となり、非常に不快な思いをさせられます。
そして、それらの枕の特徴であるはずの首の当たる部分を特に高くした形状が災いしています。
つまり、寝返りを打つたびに頭の位置が変わっても、枕の凹凸は常に同じ位置にあるため、枕の一番高い所に当たる部位(首)は圧迫され続けるのです。 一見フィットしているように思えますが、実際には単に素材が圧縮されているだけで、その反発力は強く、自分の頭の重さと同じ力で下方から突き上げられている状態となります。
このことは、枕から頭を外した時に素材が元の形状に戻る為、枕に頭と首の窪みが残らないことで証明できます。
元の形状に戻ると言うことは、枕に頭をのせている間は常に反発していることになります。
高さを低くしても形状が同じである限り、同様の結果が出ます。


加齢と共に頚椎や土踏まずのアーチは崩れ、真っ直ぐになっていきますが、その場合特に強く刺激を受けます。
中には、外見は異常が無くても整形外科や脳神経外科でのレントゲン、MRI検査の結果、頚椎が真っ直ぐ(ストレートネック)だと分かる場合もあります。
真っ直ぐな頸椎が更に悪化すると猫背になります。

自分に合った枕を選ぶ上で、枕の高さは重要な要素となります。
高さの合わない枕を使用すると色々な弊害を伴います。
しかし、高さだけの問題なら座布団やバスタオル、タオル等で代用できるはずですが、それらでは決して満足の行く結果は得られません。
その理由は、座布団枕やタオルで自分に合った高さに調節したとしても、頭と首の形通りに窪むことができないため隙間ができ、特に強く反発(圧迫)される部位があるからです。(床面と頸部にできる隙間を正確に埋めることができない為)



最近、オーダーメイド枕オーダー枕と称し、壁面と頸部にできる隙間の一番長い位置の長さ()を測定して枕の高さを決めたり、枕を数個の袋で構成し、それぞれの袋の中の素材(中材)を増減することで使用する人に合った高さと形(窪み)を作り出す方法がありますが、実は全く意味の無いことなのです。 
オーダーメイド枕の構造 オーダーメイド枕の計測方法
 全く意味のないオーダーメイド枕の構造と、オーダーメイド枕の計測方法

仮に、その高さや窪み具合がピッタリ適合したとしても、それは僅か一箇所だけです。
少しでも寝姿勢が変わり頭が動けば、高さも窪みの形状も変わらなければならないのに対応できない欠点があります。
つまり、個々の袋が完全に仕切られて独立しているため、全体的な素材の移動ができません。
後頭部の出っ張った部分が枕の上にある場合は、素材が速やかに他へ移動してより正確に後頭部と同じ形の窪みを作らなければならず、寝返りを打って側頭部がある場合は、素材を集めて後頭部があった場所の窪みを埋めなければならないのに、袋が仕切られているため素材が移動できない重大な欠陥があります。

そもそも枕の中に複数の袋、又は、仕切りを作り、それぞれの袋の中材の量を変えて作る方法自体が枕に凹凸を作ってしまう為、最初から期待するような結果は得られないはずです。
凹凸のある代表的な枕は、低反発枕、真ん中が窪んだ枕、蒲鉾形の枕等になります。


「オーダーメイド枕」、「オーダー枕」という表現は、さも自分に合った枕のように錯覚しがちです。
オーダーメイド枕を作る場合、壁面と頸部にできる隙間を測定して高さを割り出す方法にも重大な誤りがあります。
重力の関係上、立った姿勢で測定した時の隙間の長さと、実際に仰向きになった時の長さは異なります。
また、寝返りを打つ度に頭部と頸部が動き姿勢が変わるため、測定した数値は無意味なものになってしまいます。


外観が全く同じ二人の人物がいたとします。
頭の大きさや形、首の長さと太さと形状に寸分の狂いもない場合、枕の高さは同じで良いのでしょうか ?
同一人物でさえ、健康な時と病気の時では感じ方が違います。
まして、異なる人物の枕の高さを、外観が同じという理由だけで測定値に基づいて割り出す方法は論外です。


不思議なくらい健康状態と枕には密接な関りがあります。
頸椎や脳に異状がある場合と正常な場合、満腹と空腹、便秘と快便、その他、血圧、肥満度等あらゆる事柄が関連してきます。
寝しなに腹いっぱい食べるのも悪く、絶対に快眠できません。

更に、寝具(敷布団)との相性もあります。
同じ枕を使用しても、敷布団の硬さによって枕の高さが低く感じたり、反対に高く感じたりするため、敷布団を替えた場合はその都度高さ調節をしなければなりません。
ベッドと布団でも使用感が異なります。

このように色々な要因があるため、自分に合った枕の高さは自分で決める以外方法がないのです。

単純に外観だけの測定値に基づいて枕の高さを割り出すオーダーメイド枕の方法は、単なるパフォーマンスにすぎません。
完璧と思われるオーダーメイド枕にも、誰も指摘しない落し穴が潜んでいるのです。
 


羽根枕、ポリエステル枕は、素材(中材)の圧縮だけを利用して窪みを作るタイプの枕に分類されます。
お茶の実枕、炭枕、トルマリン枕、ひのき枕、塩枕、豆類を使用した枕は、そば殻枕、パイプ枕のように偏るため安定せず、首を折り曲げた無理な姿勢になります。
又、それらをポリエステル、ウレタン、そば殻と組み合わせた枕も正確に窪みを作ることができないため、反発(圧迫)が生じます。

構造に何の工夫もなく、単に形状や素材を替えただけの枕は、必ず強力な反発(圧迫)が生じます。

一般的に、そば殻枕、パイプ枕、ヒノキ枕等は中材を増減することで高さ調節ができると考えられています。
しかし、中材を増減することで使用感が変わってしまいます。
中材が少なければ軟らかく感じ、多ければ硬く感じます。(実際にはどちらも硬い)
つまり、中材を増減することは硬さの調節をしていることになります。
本当の高さ調節とは、使用感を変えずに高さを変えることなのです。

更に、そば殻枕やパイプ枕は中材を入れる袋(側生地)の面積を決めると、高さが制約されてしまいます。
高さの低い大きな枕を作っても、頭がめり込むだけで実際に使用することはできません。(首をしっかり支えることができない)
それゆえ、側生地の面積を大きくすると高さの高い枕しか作れず、高さの低い枕を作るためには側生地の面積を小さくしなければならない欠点もあります。

確かに枕の高さは重要な要素の一つですが、それ以上に構造が重要であるということを認識しなければなりません。
枕の高さだけにこだわっても、どんなに良い素材を使用しても、構造が悪ければ本当の優しいフィット感は得られません。
 

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